のんだくれのブログ

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リーフe+のバッテリー劣化状態をV2Hを使って調べる

LeafSpyを使うとバッテリーの劣化度が調べられますが、リーフをV2Hに接続してECHONET Liteのプロパティを取得してもある程度分かります。

 

ECHONET機器オブジェクト詳細規定からの抜粋

ということで、2020年式リーフe+のバッテリー情報をLeafSpyとECHONETで取って表にしてみました。

月日 SOC(%) 残量(kWh) SOH(%) 距離(km) QC L1L2 SOC100%での使用可能容量(Wh) 備考
    LeafSpy ECHONET *LeafSpy 左2つの差分 *SOH100%  
2021 9/21 74.3 43.6 96.91 3338 2 68   58,681   60,552 製造後約1年半経過の中古車を納車した時
2022 9/1 79.4 45.2 94.07 8916 896 75 56,800 56,927 127 60,516 ECHONETでも取得開始
  10/1 83.1 47.2 93.95 9038 1147 75 56,700 56,799 99 60,457  
  11/1 49.3 28.0 93.91 9245 1374 75 56,500 56,795 295 60,478  
  12/1 62.6 35.5 93.88 9409 1519 75 56,500 56,709 209 60,406  
2023 1/1 67.8 38.4 93.88 9555 1590 77 55,600 56,637 1,037 60,329  
※QCの回数が多いのはV2Hで充放電を行っているためです。
                       
※L1L2の回数が少ないのは充電のほとんどをV2Hの太陽光余剰充電で行っているためですが、冬場に稀に200V充電を行っています。
                       
※頭に(*)が付いている項目の値は、逆算で求めた数値です。
                       

 

LeafSpyが出す残量をSOCで割った値と、ECHONETが出す0xD0プロパティの値は近い値になっています。差が200Wh前後です(1,037Whの差の時もありますが)。

 

また、SOHが100%の時の使用可能容量を逆算すると、平均して60.5kWhくらいになります。

以下の海外のサイトにはUsableとして59kWhと書かれていますが、それより多いですね。

Nissan Leaf e+ (2019-2022) price and specifications - EV Database

 

ちなみにECHONE Liteのコマンドを送受信するSSNGというiOSアプリを使ってもD0プロパティの値を拾うことが出来ます。

D0プロパティを取得した画面

①SEARCH を実行

②V2Hのアドレスを選択(右側に電気自動車充放電器と表示されます)

③D0 を選択

④SEND を実行

以上でD0プロパティの値 55600 Wh が取得できました。